2025年3月09日
昨夜美味しくいただいたお寿司やお刺身。
しかし今朝、突然の激しい胃痛に襲われ、吐き気もする…。「まさか食中毒？」そう思われたかもしれません。しかし、その症状、もしかしたらアニサキスが原因かもしれません。
札幌市中央区に位置する札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックは、このような急な胃痛でお困りの患者様のために、当日でも可能な内視鏡検査を提供しています。
このコラムでは、アニサキス症の症状や原因、治療法はもちろん、当クリニックで迅速に内視鏡検査を受ける方法について詳しく解説いたします。
目次
1. 突然の激しい胃痛、それはアニサキス症かもしれません
アニサキス症は、アニサキスという魚に寄生する寄生虫の幼虫が、生きたまま人間の体内に入り込むことで起こる病気です。特に、サバ、アジ、サケ、ニシン、イカなどに寄生していることが多く、これらの魚を生で食べることで感染する可能性があります。
1.1. アニサキス症の主な症状
アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に侵入しようとすることで、激しい腹痛が起こります。この痛みは、食後数時間から十数時間以内に突然現れることが多いです。主な症状としては以下のものがあります:
- 激しい上腹部痛（みぞおち付近の痛み）
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢（まれに）
- 蕁麻疹（じんましん）などのアレルギー症状（まれに）
アニサキス症の痛みは非常に強く、「のたうち回るような痛み」と表現されることもあります。市販の胃腸薬ではなかなか改善しないことが多く、医療機関での適切な処置が必要です。
1.2. 食中毒との違い
食中毒も腹痛や吐き気の症状を引き起こしますが、原因となる細菌やウイルスによって症状の現れ方や持続期間が異なることがあります。アニサキス症の場合、痛みが非常に強いことが特徴の一つです。また、食中毒では下痢や発熱を伴うことが多いのに対し、アニサキス症では主に上腹部の激しい痛みが中心となります。
2. 札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックなら当日内視鏡検査が可能です
「もしかしてアニサキスかも？」と感じたら、我慢せずにすぐに医療機関を受診することが大切です。
2.1. 当日内視鏡検査の流れ
- お電話でのお問い合わせ：まずは当クリニックにお電話いただき、「寿司や刺身を食べた後の胃痛がある」旨をお伝えください。症状や状況を詳しくお伺いし、当日検査が可能かどうかを確認いたします。
- ご来院・診察：クリニックにご来院いただき、医師による診察を受けていただきます。症状の経過や食事内容などを詳しくお伺いし、アニサキス症の可能性を含めて診断を行います。
- 検査の準備：内視鏡検査について詳しくご説明し、同意をいただいた後、検査の準備に入ります。
- 胃カメラ検査：最新の内視鏡機器を使用し、経験豊富な内視鏡専門医が丁寧に検査を行います。ご希望に応じて鎮静剤を使用することも可能ですので、苦痛を最小限に抑えた検査を受けていただけます。 アニサキスが発見された場合は、その場で内視鏡を使って丁寧に取り除きます。
- 検査結果の説明・治療：検査後、胃の写真をみながら、医師から検査結果の説明を行います。
2.2. 当クリニックの強み
- 当日検査に対応可能: 急な症状でお困りの方も、まずはお電話ください。
- 経験豊富な内視鏡専門医: 豊富な知識と高い技術で、安全で確実な検査と治療をご提供します。
- 最新の内視鏡システム: 細径で高性能な内視鏡を使用し、患者様の負担を軽減します。
- 無痛内視鏡: ご希望に応じて鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を受けていただけます。
- 土日も診療: 平日お忙しい方も、土曜日・日曜日に検査を受けることができます。
- 大通駅徒歩30秒: アクセス抜群で、体調が優れない時でも無理なくご来院いただけます。
当院で内視鏡検査をご希望の方は以下のリンクからご予約ください。
3. アニサキス症の治療法：内視鏡による迅速な除去
アニサキス症の最も効果的な治療法は、胃カメラ検査でアニサキスを発見し、専用の鉗子（かんし）で直接取り除くことです。
アニサキスは人間の体内では長く生きられないため、放置しても数日～一週間程度で症状が自然に治まることもありますが、その間激しい痛みに耐えなければなりません。また、まれに腸に移動して腸閉塞を引き起こす可能性もあります。
内視鏡による除去であれば、原因を確実に取り除くことができ、症状が改善します。治療自体は5分-10分程度で終了することがほとんどです。
4. アニサキス除去における生命保険の手術給付金について
アニサキス症の治療で内視鏡的にアニサキスを除去した場合、ご加入の生命保険から手術給付金が支払われる可能性があります
4.1. 手術給付金の支払い条件
生命保険の手術給付金が支払われるかどうかは、ご加入の保険契約の内容によって異なります。多くの保険契約では、一定の手術に対して給付金が設定されており、アニサキス除去のために行われる「内視鏡的食道及び胃内異物摘出術」が給付の対象となる場合があります
しかしながら、保険会社や契約内容によって給付金の対象となる手術の範囲や条件は異なります。そのため、実際に給付金が支払われるかどうかは、ご自身の保険契約書をよく確認することが最も重要です
4.2. 確認すべきポイントと手続き
手術給付金の請求を検討する際には、以下の点を確認しましょう
・保険契約の種類と特約: 加入している生命保険の種類（医療保険とは異なる場合があります）や、手術給付金に関する特約が付帯しているかを確認します
・給付金の支払い条件: どのような種類の手術が給付の対象となるのか、約款などで詳細を確認します
・必要な書類: 給付金を請求する際に必要な書類（医師の診断書や診療明細書など）を保険会社に確認します
・請求期限: 給付金の請求には期限が設けられている場合があるため、手術後速やかに保険会社に連絡することをお勧めします
ご不明な点があれば、必ずご自身が加入している生命保険会社に直接お問い合わせください。手術前に保険会社に連絡し、今回の治療が給付金の対象となるか事前に確認しておくことも重要です
4.3. 給付金を受け取るメリット
生命保険から手術給付金を受け取ることができれば、治療にかかった費用の一部が補填され、経済的な負担を軽減することができます
5. アニサキス症の予防策：大切なのは加熱と鮮度
アニサキス症を予防するためには、日頃の食生活で以下の点に注意することが重要です:
- 魚介類は十分に加熱する: 中心温度が70℃以上になるように加熱することで、アニサキスは死滅します。
- 刺身は新鮮なものを選ぶ: 信頼できるお店で購入し、新鮮な魚を選びましょう。
- 家庭で冷凍保存する: -20℃以下で24時間以上冷凍することで、アニサキスを死滅させることができます。
- 魚の内臓は生で食べない: アニサキスは主に魚の内臓に寄生しています。
- 魚を調理する際は目視で確認する: 特に大きな魚を調理する際は、身の中にアニサキスがいないか注意深く確認しましょう。
生の魚介類を食べる際は、これらの予防策をしっかりと守ることが大切です。
6. 胃痛が続く場合は自己判断せずに内視鏡検査を
今回ご紹介したアニサキス症以外にも、胃痛を引き起こす病気は様々あります
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの一般的な病気から、胃がんといった重篤な病気が隠れている可能性も否定できません。
もし、お寿司や刺身を食べた翌日だけでなく、慢性的に胃の痛みや不快感が続く場合は、自己判断で市販薬を服用するのではなく、早めに消化器内科を受診し、内視鏡検査を受けることを強くお勧めします。内視鏡検査は、胃の粘膜の状態を直接確認できる最も有効な検査であり、早期発見・早期治療に繋がります。
7. まずは札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックにご相談ください
「もしかしてアニサキス？」「最近、胃の調子が悪い…」少しでも不安を感じたら、札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックにご相談ください。当クリニックでは、専門医が患者様一人ひとりの症状を丁寧に伺い、最適な検査と治療をご提案いたします。
急な胃痛でお困りの方も、まずはお電話ください。当日内視鏡検査について詳しくご案内いたします。
皆様の健康な食生活をサポートするため、私たちは迅速かつ丁寧な診療を心がけています。
内視鏡検査は札幌大通胃と大腸の内視鏡クリニックがおすすめです！
